こんばんは。
三角関数ちゃそです。
しょうもない身の上話を掘り起こすのですが、私はかつて、クソ4コマを200個描き上げました。
それを、
LINEスタンプにしてほしい
という声がTwitterのフォロワーからあり、僕自身それはアリだと思っていたので、
4コマをもとにLINEスタンプを作ってみたよ~
というのが、今回の主題です。
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さて、今回の4コマ作成について、作成過程はいままでの「数学科の闇」シリーズとは異なります。
まずは、数学とは無関係なスタンプである、という点でしょうか。
以前作成した「数学書を持ってきてくれる女の子」も、数学に絡んだネタだったので、数学以外のスタンプを公開するのは初めてになりますね。
実は2018年の年末(まだD進を考えていたころ)に、数学とは無関係なスタンプを作成してみようと思って試行錯誤したことがありました。
実は年末クソ暇すぎてスタンプ作ってたんですけど、22歳にもなってこんなメッセージ貰ったの、恥ずかしいやら情けないやらで泣いてる。 pic.twitter.com/gjvxfSu2xX
— 三角関数ちゃそ (@sarugami_univ) 2019年1月10日
でも、40個もネタが思いつかず、必死の「うんち!」が却下されて、心が折れました。
この傷はいまだに僕の精神の深くに刻まれています。
そう。ネタが枯渇するのです。
いまはLINEスタンプを最低8個から販売できるのですが、僕みたいなクソお絵描きおじさんは40個で売りたいというか売るべきなので、ネタを40個考えるというのがそもそも敷居が高いわけです。
(「数学科の闇」シリーズも4以降を販売したいのですが、とにかくネタが浮かばずツラすぎてやめたところがありますね。群環体をはじめ触れていないネタは多くあるのですが…)
また、せっかくネタを考えても、倫理観がなかったり版権違反したりでは意味がありません。
出来上がった作品について、LINE審査側が掲げる規則を守っているかが大事です。
しかし。
今回は「4コマ200作品」という元ネタがある以上、ネタを考える必要はないのです。
そう。既存の4コマから、LINEスタンプに使用できそうな場面を切り抜けば、十分作品となるわけです。
なので、
- 200作品を振り返る
- LINE審査を通りそうなシーンを切り取る
- スタンプ用にリサイズや加工処理を行う
- 申請!!
といったことをすればLINEスタンプを作成できるわけです。
ネタを考える時間がないのがすごく楽ですね(本当は200作品描くのに2年3か月くらいかかっています。逆「朝三暮四」みたいな快楽)。
前回は「数学書を持ってきてくれる女の子」(絶版)作成時に諸々の権利問題で怒られたので、審査は丁寧に通りたいものです。
というわけで、過去の作品を見返して、まずはLINE審査を通りそうな4コマから考えていきましょう。
例えば、
といった4コマは、版権や著作権などで怒られそうなので作品にできなかったりします。これで多くの作品が使えなくなりました(GODIVAとかLEGOとかYouTubeとかTwitterとか。特に「YouTubeのコメント欄」や「Twitterのリプ欄」はオチに使いすぎでした)。
ちなみに歴史上の人物なども、具体名や似顔絵を出すことはできません(昔「数学科の闇」シリーズで数学者の名前を出したら怒られた経歴があります)。
まあ、上記は一例で、LINEスタンプにできるネタ/できないネタを見極める必要があるわけです。
4コマからLINEスタンプを作成すると、こんなスタンプばっかりになって申請通りそうにないのです。 pic.twitter.com/m3G8ofQ8VH
— 三角関数ちゃそ (@sarugami_univ) 2021年9月15日
その後、
- 下ネタ
- 文字主体の4コマ
- 数学やプログラミングのネタが絡むもの
- 時事ネタ
- 薬物、暴力表現が出る作品
- 倫理観が問われる作品
- 4コマの一部として切り出したときに意義を持たない作品
- LINEスタンプらしくコミュニケーションに使用できる作品
をはじいたところ、手元に残っていた4コマは
0作品
になっていました。
つまり、上の箇条書きは僕のすべてです。
上記の箇条書きの内容で笑いを取りに行っているということは、僕が面白いと思うテーマがこれであるということですから、僕のすべてと言ってもいいでしょう。
僕のすべて。
自分とは何か?
そのアイデンティティに迫ることができた時点で、LINEスタンプ作成以上の価値はあったでしょう。
今回、LINEスタンプを作成に挑戦しました。
その挑戦は失敗してしまいました。
ですが、失敗以上の学びを得ることができました。
なので、今回LINEスタンプを作成しようと思ったことについて、一切の後悔はありません。
読者の皆様も、これからいろんなことに挑戦する機会があると思います。
その際は、失敗を恐れず、挑戦していってほしいと思います。
なぜなら、失敗は、時に成功以上の財産となるから。
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さて、さすがに読者に申し訳ないので、話を戻しましょう。
以下の2点は諦めます:
- 4コマの一部として切り出したときに意義を持たない作品
- LINEスタンプらしくコミュニケーションに使用できる作品
つまり、その、あのね。
通常の会話では意義を持たないLINEスタンプということですね。
こうなるとお手の物です。
あっという間に40個作成できました。
一部見ていきましょう。
口頭で行うからこそ効果がある10回クイズをLINEトーク上で吹っ掛けられたが忙しくて「ピザ」を連打する余裕がない時に便利なスタンプや、
UFOキャッチャーのアームよりぬいぐるみのアームの方が弱かった時に使えるスタンプ、
ベッドが四輪駆動しているので「寝坊したけどそろそろ目的地に着くわ~」に使えるスタンプ、
手淫の隠喩をしたいときに使えるスタンプなど…
えーと…
その…
はい。
汎用性のあるスタンプが作成できました。
皆ステキなスタンプですね♪
詳細は以下からどうぞ。
はい。
こんなスタンプを買うくらいなら、コンビニ募金をした方がいいです。
というわけで、宣伝でした(コンビニ募金の)。